2008-01-13

正則性公理-無限降下列の禁止?

あいかわらず、正則性公理は「なぞ」である。
が、これを仮定することによって、無限降下列x1∋x2∋x3∋...を排除できるらしい。
ここのところは、自分にはまだ理解できていない。
「無限降下列が存在しない」ならば「推移的な集合は最小元を持ち」、「整列できる」。
つまり、順序数の集合や基数の集合を考えたときに、昇順に整列できる。
これが、ひとつのミソかも。

謎:「正則性公理」→「無限降下列x1∋x2∋x3∋...は存在しない」
誰か教えてくれないかなぁ。

2008/3/26: かがみさんからコメントをいただきました。------------------------------
> 正則の公理は Xが空でない集合の場合、ある x ∈ X が存在し x ∩ X = φ ということでした。
> 今、無限降下列 x_1∋ x_2∋x_3∋... が存在したと仮定します。すると X={ x_n : n ∈ ω } が正則の公理の反例となります。
> 実際、任意の n ∈ ω に対し x_{n+1} ∈ x_n ∩ X となります。

2008/4/6: 納得です。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

こんにちは。

正則の公理は Xが空でない集合の場合、ある x ∈ X が存在し x ∩ X = φ ということでした。

今、無限降下列 x_1∋ x_2∋x_3∋... が存在したと仮定します。すると X={ x_n : n ∈ ω } が正則の公理の反例とな
ります。

実際、任意の n ∈ ω に対し x_{n+1} ∈ x_n ∩ X となります。

酋長 (Shucho) さんのコメント...

反例の X について

ある x_n∈ X をとってきたとき
x_n ∩ X を考えると x_{n+1} ∈ x_n
一方, x_{n+1} ∈ X.
なので、x_{n+1} ∈ x_n ∩ X.
つまり、x_n ∩ X は空でない。

どんな n をとってきても、x_n ∩ X は空にはならない。

ということで、よくわかりました。
かがみさん、ありがとうございました。